ぬいぐるみと同居人

 

同居人は大量のぬいぐるみを所持している。

 

特に猫を模したキャラクターがお好みのようで、膝に置いて抱いたり、布団をかけて寝かせたり、たまに椅子に座らせてマッサージをしてあげている。

 

もうほぼ第三の同居人状態である。

 

中でも私たちがよくやるのは、ぬいぐるみが話している体で、普段はあんまり言えない本音を言い合うというパペット愚痴大会である。

 

本人に伝えたことはないが、同居人はアテレコがとにかく上手い。

 

声の使い分けや、別人格を憑依させる技術がプロ顔負けである。

 

いつも本当に猫が話しているような錯覚を受けて、私もついつい入り込んでしまう。

 

以下の写真は、そんな猫たちがベランダの鉢植えの成長を見守る様子である。

 

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植物と同居人

 

同居人は農学系の学部を卒業した、いわゆるリケジョである。

 

出会った時の自己紹介でも自然が大好きと言っていて、休みの日はちょくちょく畑に出かけている。

 

ここに引っ越した時も、絶対にジャガイモを育てたいとの強い要望があり、知らぬ間に通販でキットをこしらえてベランダに設置していた。

 

ジャガイモは、土が完全に乾くまで水やりをしなくていいらしい。

 

手がかからなくてとても良い。

 

私もたまに様子を見ているが、びっくりするくらい成長が早い。

 

ここまでなにも世話してないのに大きくなられたら、他の植物を育てる時にうんざりしそうだ。

 

同居人が不在の時は、成長具合を写真に撮って送ってあげている。

 

少し愛着が沸いたので、食べるのがちょっぴり勿体無い。

 

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お土産と同居人

同居人は人にお土産をあげるのが好きである。

 

頻繁に訪れる出張先でも、必ずご当地のお菓子を買ってくる。

 

根本的に人に何かをあげたり、喜んでもらうことが好きなのかもしれない。

 

いただくたびに、私もちゃんとお返しをしなきゃいけないと気を使うが、どうやら本当に見返りを求めずにやっているようなのだ。

 

そんな同居人の行き過ぎた隣人愛というか、誰にでもしっぽふりふりの子犬感に癒されている。

 

お土産でもらったハンカチを見るたび、そうした真心に触れている。

 

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親子丼と同居人

 

同居人の作る親子丼は最高である。

 

その日は仕事が遅くなって夜22時くらいに家に着いた。

 

マンションの階段を上がる最中、美味しそうな出汁の香りが漂っていることに気づいた。

 

もしこれがウチからの匂いだったらなんて最高なんだろう〜と思って帰宅したら、同居人が親子丼を作って待ってくれていた。

 

ふわふわの卵でとじた鶏肉と、つやつやの黄身がちょこんと乗った贅沢な一品だった。

 

思わずテンションが上がって、カメラでパシャリ。

 

素敵なサプライズだった。

 

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ポチ袋と同居人

 

私は同居人と、暮らしにかかる費用は完全折半している。

 

2人で同額をクレジットカードにチャージして、そこから水道光熱費を引き落としている。

 

ただ一つ、家賃だけが口座引き落としなので、世帯主である私が支払っている。

 

そのため、月末に同居人が家賃の半分をポチ袋に入れて渡してくれる。

 

その、ポチ袋。

 

同居人はとてもマメに、毎回違う可愛らしい袋を用意してくれる。

 

キャッシュレス化した社会で廃れ行く文化を丁寧に守っている同居人である。

 

以下は、新年会に立て替えた飲み代と、バレンタインデーのチョコレートと、福岡のお土産をまとめてくれた時の写真。

 

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野球と同居人

 

同居人は野球観戦が好きである。

 

というより、あの祝祭的な空間が好きで通っている節がある。

 

何度も行ってるはずなのに、野球のルールや応援歌はもちろん、スタメン選手の名前すら覚えていなさそう。

 

ただ、隣でニコニコしながらハイボールと大きな唐揚げを頬張っている同居人は非常に癒される。

 

去年、まだ一緒に暮らす前に行った横浜スタジアムの写真。今週末も、2人で楽しもう。

 

 

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私と同居人

 

このブログは、私と同居人の、2年間の生活の記録である。

 

社会人になって出会った独身アラサー女性2人が、とある小さなアパートで慎ましく暮らす。

 

きっと、これから困難なことも待ち受けていると思うが、2年後の円満解約目指して、お互い婚活頑張ろう。

 

 

 

こちらは同居人がどうしても育てたいと言って購入したじゃがりこの鉢植え。

 

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